2011.02.25 | ![]() |
有限会社沢井工業 様 | |
●プロフィール | |
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当社は、一般的な鋼材、アルミ材等から難削材といわれるSUS、SCHなどまで幅広く加工を請け負っております。図面を頂ければ、材料、購入品などの手配から社内加工、社外加工手配、組付けまで行い、梱包納品まで行います。
当社の強みは、「品質」です。とくに、難しいことでも断らずやるところが強みですね。「どうすればできるか?」をベースとして、できる条件を考えていきます。また、CADも導入し、治具製作も内製化していますので、個数を1個から対応できるなど、お客様の要望にできる限り応える体制ができています。
知り合いの企業などが徐々にISO9001の認証を取り始めて、我が社もそろそろ取得が必要かなと感じていました。それと並行して、会社が永続的に発展していかねばならない、そのためには自分の次(後継)を考えていかなくてはいけない。そう思った時に、社内に「仕組み」が必要と考えたんです。ISO9001は社内の仕組みを構築していくもので、ツールとして良いのではないかと感じ、取得を決意しました。
カムイは、知り合いの社長さんの紹介です。そこの会社がカムイの認証支援を受け良かったと言われ、それが大きかったと思います。我が社が知っている企業での実績を持っていたことも決め手となりました。
コンサルタントの藤田さんは非常に話しやすく、いろいろと聞くことができました。認証活動中は、できるだけ既存の書式やルールを使うことを勧めてくれたため、必要以上に書類が増えることはありませんでした。また、製造業に大切な5Sについてもアドバイスしてくれ、たいへん助かりました。
ISOが日常業務の重荷にならないことに最も気を使いました。目的は、今後の会社の発展に必要な仕組みを構築することだったので、余分な労力は加えたくなかった。その点は、コンサルタントの既存の書式やルールを使うなどの勧めで問題なく構築できたと思います。 もう1つは、認証取得して実際にメリット(効果)が出るかという点です。これについては、審査の際に審査員から「沢井社長の頭の中にあることを表に出せた(書面にしていくことができた)。」と評価いただき、さっそくメリットが出たと思います。また、認証取得後に、今後、我が社を担う3名をリーダーに任命し、権限を与えました。組織体制も、品質管理グループをつくり、先の3名のうち1名にリーダーになってもらいました。これは、今回の活動で品質マネジメントシステムが構築され権限や作業が明確になったためにできたことだと思います。
今回の活動で組織を見直し、権限を委譲する土台ができたので、当初の目的であった会社の永続的な発展に向けた仕組みを定着させていきたいと思います。品質管理グループには、ISOの運用管理を徐々に移管していく予定です。無事にISO9001の認証取得ができたので、最大限に活かしていきたいと思います。